2010年10月22日金曜日

重要無形民俗文化財 「川越祭り」

10月17日は、気持ちの良い絶好の祭り日和です。川越市駅を降りると、そこは川越祭りの見物に向かう家族連れでごった返していました。駅前からは交通規制がしかれており、普段の車は全く見当たらず、人が道の真ん中を堂々と歩いています。この川越祭りは、約360年前の川越城主であった松平 信綱が、氷川神社に祭礼用具を寄進して始められ、現在まで引き継がれてきた伝統行事です。今は「川越氷川祭の山車行事」として国の重要無形民俗文化財に指定されています。立ち並ぶ露天を覗いて行くと、人々の喧騒の中、店員の呼び声、あの懐かしい発電機のエンジン音や、遠く近く祭囃子の笛や太鼓の音が聞こえてきて、同時に露天からの食べ物のあの香ばしいにおいが重なり、いやがうえにも祭り気分はかきたてられます。どこも人で賑わっている大正ロマン通りを経て、一番街に入ると一層、人々であふれていました。この一番街では、蔵作りの古い町並みを、動く文化財とも言うべき絢爛たる山車が、人で混雑した中をかき分けるように「ソーれ・ソーレ」と大勢の引き手の掛け声とともに山車の巡行が始まりました。この山車の車は鉄枠のついた木製で、全体はきらびやかな幕で覆われています。狭い山車上では、「ヒョットコ」が大きなフリができないので手古舞をし、4名ほどの囃し手により笛・太鼓のお囃子を演奏しています。更にその上には「八幡太郎」などの等身大の立派な人形の立像が乗っています。山車の引き綱は3本で約100名以上の引き手に引かれており、高さはほぼ2回の屋根ほどのため、電線をくぐるさいに電線を持ち上げる係りが2名ほど乗っています。市内の町内ごとに保有する山車は、17だいほどあるそうですが、私が出会った山車は「八幡太郎」「重頼」「牛和歌丸」「竜神」「道灌」「すさのおのみこと」などでしょうか山車はかなりの重量があるにも関わらず、私の間近を通るさいも、山車のきしみ音は、ほとんど聞こえませんでした。しかし通過後にはコンクリートの路面には数条の車輪跡がついており、その山車の重さを感じざるを得ませんでした。

視覚障害者がディズニーリゾートを楽しむには

視覚障害者がディズニーリゾートを楽しむには今年は、1月と8月に孫とディズニーシー&ランドへ遊びに行き、そこで私が感じた点を記してみます。まず視覚障害者にとっての事前情報として、ランドとシーの食地図と、音声ガイドCDを入手できます。インフォメーションセンターでは、一部乗り物の小型の模型に触ることもできます。私もプラスチック製のコーヒーカップの乗り物に触れて見ました。また、シーでは、1000円の保証金でエリアの建物の案内などを知らせる音声受信機を借り受けましたが、私には音量が低くあまり聴くことができませんでした。鶴ヶ島よりディズニーまでの交通機関としては、地下鉄有楽町線と京葉線で1回乗換えで行くことができます。また、何よりも川越駅から朝夕2本のディズニー行きのトイレつき高速バスがあり、普通乗車券は1500円で障割が利用でき、ゆったりと座席も確保され所要70分程度でディズニー入り口に着きます。入場料については、障害者割引などは無く一般料金のみです。入場後は、乗り物やアトラクションなどは全て無料で、一日何回利用しても楽しめるのも魅力の一つかも知れません。ディズニー入り口手前までは、かなり点ブロは敷設されていましたが、園内は数箇所のみ敷設を確認できましたが、ほぼ点ブロは皆無といってよいと思います。また、乗り物など行列の最後尾には、必ず複数のキャストが整理に当たっています。障害者には、「ゲストアシスタンスカード」というサービスがあります。これはキャストに申し出ると、例えば90分待ちだと、予約時間として90分後の時間が記入され、その時間に行くと待ち時間なしで乗車が可能です。ただし、30分以上待つ際にのみ適用されるものです。乗り物の昇降については視障者はほとんど問題ないと思います。ただし、ランドのピーターパンに乗る際は、乗り物は完全に停止せず、動く歩道で乗り降りするので、気をつける必要があります。園内にいるキャラクターと写真を撮ると、私に抱きついてきたり握手を求めたりと積極的なサービスも怠りありませんこの夏のシーでは、強烈なリズムと大音響、そして踊りの中、観客に向かって容赦なくホースで水を強烈に振りかけるショーが始まりました。最初は霧のような降り方でしたが、次にはどしゃ降りに近い水を頭からかけられ、私は逃げ出しました。若いヒトには、この強烈なリズムと踊り、そして大量の水をかけられて、ずぶぬれになる高揚感がなんとも良い気分なのだそうです。ディズニーでの飲食は、売店のアイスクリームにしろレストランの食事にしろ、手の届く料金で、どれも美味しく食事をしに行くだけでも私は価値があるかなと思いました。園内は清掃されており、建物や町並みなどを見ながら散策するだけでも雰囲気を楽しむことができます。また、ディズニー近くのホテルなどに宿泊のさいは、ほてるでの休憩のため園外に出る際は、手の甲にハンコのチェックをすると、入場の出入りが自由なのも魅力の一つではないでしょうか。